「フィナステリドを飲み始めて半年。最初は抜け毛が減ったのに、最近また増えてきた…」
このような不安は、AGA治療を始めた方から非常によく聞かれる悩みです。
実際にYahoo!知恵袋でも、次のような相談が投稿されていました。
■ 知恵袋の質問内容(要約)
相談者の状況は以下です。
・フィナステリド服用:約6ヶ月
・開始3ヶ月頃までは抜け毛が減少
・最近またシャンプー時に20〜30本ほど抜ける
・抜け毛の毛根に白い部分が付いている
・このままAGA進行は止まるのか不安
つまり本質的な疑問は
👉 抜け毛が増えたのは異常なのか、治療は効いているのか
という点です。
■ ベストアンサーの見解
回答者は次のように述べています。
・改善しているなら気にしなくてよい
・日常的に抜ける毛が抜けているだけ
・フィナステリドは進行を「止める薬ではなく抑える薬」
・進行が強い場合は薄毛は進む可能性がある
この回答には一部正しい点と、補足が必要な点があります。
ここから医学的に整理します。
■ シャンプー時に20〜30本抜けるのは正常?
結論から言うと、
👉 多くの場合は正常範囲内
です。
一般的な1日の自然脱毛本数は
・約50〜100本前後
とされています。
シャンプー時はその日の抜け毛がまとめて落ちるため、
✔ 20〜30本程度
✔ 毛根に白い膨らみ(毛球)が付いている
これは正常な休止期脱毛の形であることが多いです。
■ 毛先の白い部分は異常?
これは多くの人が不安になりますが、
👉 白い部分=毛根の毛球(もうきゅう)
であり、通常の抜け毛にも普通に見られます。
危険な抜け毛のサインはむしろこちら:
・極端に細い毛ばかり抜ける
・短い毛が大量に抜ける
・抜け毛が急激に増加
これらが続く場合はAGA進行の可能性があります。
■ フィナステリド半年で抜け毛が増える理由
臨床的に考えられる主な原因は3つです。
① ヘアサイクルの揺り戻し
治療開始後、毛周期が再調整される過程で、一時的に抜け毛が増えることがあります。
② 季節性脱毛
秋〜冬、春先は抜け毛が増えやすい時期があります。
③ AGA抑制はできているがゼロにはならない
重要なポイントとして、
👉 フィナステリドは「進行を完全停止する薬」ではない
という点です。
正確には
・DHTを減らす
・進行速度を遅らせる
・維持率を高める
という作用です。
■ このまま飲み続ければ進行は止まる?
医学的には次のように考えられています。
フィナステリドの効果:
・現状維持〜改善:約70〜90%
・進行抑制効果:高い
・完全停止:個人差あり
つまり多くの人で
👉 進行はかなり抑えられる
が、
👉 完全にゼロ進行とは限らない
というのが現実です。
■ 要注意のサイン(受診目安)
次の場合は治療調整を検討します。
・明らかに密度が低下
・産毛のような毛が増加
・つむじが拡大
・前頭部が後退
この場合、
・ミノキシジル併用
・デュタステリド変更
などが検討されることがあります。
■ 結論
知恵袋のケースのように、
・シャンプー時20〜30本
・毛根に白い部分あり
この程度であれば、生理的脱毛の範囲内の可能性が高いです。
またフィナステリドは
✔ 進行を強力に抑制する
✔ ただし完全停止ではない
✔ 継続が最も重要
という特徴があります。
不安な場合は、写真記録などで経過を客観的に追うと判断しやすくなります。


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